2週目ラスダンまで行っての感想。

続きにネタバレ。
といっても、ルート名はともかく、残りはそれなりにぼかすけど。
途中の「この先もっとネタバレ」からは、ＥＤ含めての感想になるので部分的に文字色薄め。

皆殺しルート最高や！！

もやっとしてたものが解消された！


1週目絆ルートで行ってたんだけど、新宿奥のどこぞかに出頭命令くらったあたりから、なんでこいつらのために動き回らないといけないのかという気持ちが強くなってきてて。
話の進行上仕方のないこととはいえ、あそこは彼女をパートナー候補から外しておきたかったな……。
主人公は、まあ経過はどうあれ、やったことに違いはないので、色々言われても仕方ないところがあると思うんだけど、責めが彼女に飛び火したときは気の毒で心が痛んだ。
その展開からのあの選択肢、1週目のとき下段選びたかったよ、ほんとに。
（よくよく考えたら、彼女は新宿奥で罵倒くらって直後に錦糸町のあのイベントなのか……。）
しかも、一つ物事が解決したところでのあの周囲の態度の変わりっぷり。
凄い！気持ち悪い！反吐が出る！
それにゲーム冒頭のところにも描写あったけれど、結局その態度変えてる方々の、今置かれている状況を自分の都合の良いようにどうにかしてくれると力持つ他者に対して勝手に期待してるあれがなあ、なんかなあ……勝手に他人の肩に重荷を載せないでくれよ。
「はあ!?ふざけんな!!」というめっちゃ胸糞系ではなく、「うわあ、引くわ……」というじわっと胸糞系なあたりがなんとも。
まあ、このあたりの方々がゲーム終盤でね、ああなるからね。
（そういう方々のあんなもの糧にして、よくお腹壊さなかったな、あやつ。）

2週目では、新宿奥への出頭イベントでお世話になった面々とケリがつけられて、大変すっきりしたよ！良かった！
（そういえば新宿奥の某所が炎上するというのを見たのだけども、2週目でこの場面まだ見てないんだよね。上記のケリつけた後にまだ新宿行ってないんだけど、行ったら炎上してるのかな。）


あと、メンタル削られつつも2週目を俄然やる気になったあのイベント。
で、あのイベント、解決方法それなのかよ……っていう。
たしかに助かったけども、自分にとって都合のいいものを生み出すっていうのは、こう根源的な部分が某4文字に似てる気がして、この解決方法を受け入れられなくってな……。
それに、この解決方法採った方が、結局は自分の眷族のことしか考えていないように思えたのが、ちょっと。
あれは、自分の眷族は導きもするし庇護もするけど、人間にはこの厳しい環境で生きていけって言ってるも同義よな。
1週目絆やってて「こいつの言ってることは、これはダブルスタンダードなんじゃないのか？」と薄々感じてはいたんだけど、2週目入って台詞読んでたら、やっぱりかと確信を持ったよ。
正直なところ、それだったら某天空の女主人のほうが、生み出したものは皆子どもと思ってくれる分、マシなんではなかろうか。
しかも自分の目的に別の大義を被せて正当化っぽくしてる印象を受けたのが、更になんだかな。
だから、大局が見えていないとか愚母とか言われてたのかと、納得したわ。
本来は、愚母って謙遜する意を表して用いる語だけど、この場合多分掛けてんだろうな。
そうはいっても、「～の女王」という役割を固着させられていると考えれば、自分の眷族の導きと庇護に全力を傾けるのは、おかしくないどころか当然ではあるのだけれど。
ただ、絆ルートの考えを提唱した者が一つの種族に肩入れしてるってのは、駄目だろ。




この先もっとネタバレ。





2週目ラスダンまでやってて思ったことは、皆殺しやってから絆ルートを見ると、絆というより、しがらみルートだったんじゃないかということ。
もともと紙一重のものだとは思うけれども。
ラスダン前の銀座四丁目の戦闘終わった後、前世との繋がりも絶てて、主人公ようやく他の誰でもない生を生きられるんだなと、特にそう感じた。
前世重いよ前世。

まあそれよりも、新宿奥のイベントの借りを今返したぜ！！ひゃっほー！！的な思いの方が強かったけどね！
というかだね、某前世と重ねて見るのは構わないけれども、それだったらもうちょっとサポートなり何なりしろよ！
某所から帰った後も特にそういうの無かったよな！？
しかも某前世の間違って広まった悪名を放置とか、どういうことやねん！
上と下では時間の流れが違ってて某前世はとっくに死んでるの分かってて、しかも既に天使が統治してるのも分かってんだから、それにまつわる事実はゲーム中盤以降じゃなくても発表できたよな！？
唯一影響がありそうなのは神の戦車だけども、その事実なぞ知ってることだろうし、そもそも処分した側っぽいから、事実明かしても影響ないんじゃないの？
あの発表のタイミングからするに士気高揚のために使ったんだろうし、最終的には名誉回復されてるから良いんじゃないのってことなのかもしれないけど、プレイヤー側としては良い気は全然しないぞ！
いや、向こうは主人公が某前世の転生先なの知らないで重ねて見てるだけなのわかってるけどさ！
利用するものは利用するって姿勢は構わないし寧ろ好感を覚えるんだけども、さすがに仲間との約束云々がとかを持ち出すのは、ちょっとそれ言わないでもらえますかね！って1週目の時から思ってたよ！

そういえば某所での皆殺しルート分岐戦闘、某前世関係でもなんでもないのに、前世云々を持ち出して説得にかかろうとしてきた方が一人いらっしゃってですね。
上に書いた方々はまだ某前世と繋がりがあったから、その話題が出るの理解できるんだけど（それに関してどう思うかはともかく）、なぜ己が前世の話を持ち出す。
この言葉がルート分岐戦闘のもので、且つ、言った人が言った人だったのもあって、「絆」というより「しがらみ」ってのを、より強く感じてなあ。
今の主人公の生は今の主人公のものであって、某前世が生き直してるわけじゃないだろう、別のものだろうに。
今の主人公の生を否定された言葉のように思えてなあ。
ついでに言うとこの人のここでの説得台詞的なもの、覚えてる限りでは、「（主人公）は～だから、こうあるべきなんじゃないの」って感じだったような。
他の仲間のここでの台詞は「自分はこう思ってるから」って感じだった気がするんだがね。


暗い話ばかりだけど、皆殺しルートのルート分岐の戦闘は選択肢最高だった！！
特に後の四人の右二人！
右端の一人は、こういう感じの選択肢出てくれたら嬉しいなと思いつつ倒したら、どんぴしゃのが出てきて、快哉を叫んだわ！
ほんとイヤッホォォウッ！て感じだった。
右から2番目の一人は、なんかもうねキャラが滲み出る感じでね、倒したけど好感度は滅茶苦茶上がった！

もうこのルート分岐戦闘だけでも、皆殺しルート行った甲斐があったよ。




あと、1週目絆ルートのＥＤについて。
「この先もっとネタバレ」前のところで
たしかに助かったけども、自分にとって都合のいいものを生み出すっていうのは、こう根源的な部分が某4文字に似てる気がして、この解決方法を受け入れられなくってな……。
と書いたけれど、個人的にはこれの最たる具現化を見たのがＥＤ。
ＥＤで「～の再興が云々」と言い出したとき困惑した。
いや絆ルートの分岐戦闘のときもなんやかや台詞あったけど、そこまでは衝撃を受けなかったのに。
やっぱりＥＤだったから衝撃が大きかったんだろうな。
でも、これ、どう考えても生み直したやつにとっての「良いもの」やん！！

この絆ＥＤ見たからってのもあるけど、個人的にはやっぱり「1週目絆→2週目皆殺し」の順で進めて良かったと強く思ってる。
攻略順反対にして「皆殺し→絆」でやった場合、絆ＥＤの「～の再興が云々」の台詞みた段階で3週目が確定してたな、これ。


2週目ラスダン終わったらまた書くかも。